カカオの木からスイーツへ
– カカオがチョコレートになるまで
1本のテオブロマ・カカオ(カカオの学名)の木からチョコレートの旅は始まります。カカオの木は湿度の高い、熱帯性気候の地域で生育し、果実をつけるまでには約2年を要します。この果実はカカオポッド(カカオの実)と呼ばれ、その中に貴重なカカオ豆が入っています。カカオの収穫は1つ1つ手で行われ、1週間ほど自然発酵させた後、太陽の下で乾燥させます。その後、チョコレートの製造業者に出荷され、そこで焙煎・磨砕されてカカオマスに加工されます。このカカオマスが砂糖や他の原材料と合わさり、精錬加工されることにより、世界中のチョコレート愛好家たちに愛される香りが生み出されるのです。非常に手間のかかる作業ですが、上質な味わいのチョコレートを生み出すためには、どれも欠かせない工程なのです。